ナース・プラクティショナー

ナース・プラクティショナーとは

最近、医師の不足が深刻化している。その中で、医師に代わって軽い怪我や風邪などの簡単な初期診療を看護師に担わせようとする動きがある。この看護師のことを「ナース・プラクティショナー(NP)」という。医師の負担が軽減することが出来るとして注目されており、「ナース・プラクティショナー(NP)」は米国などでは広く活躍している。日本でもこの養成講座が始まったが、医師法では看護師の診察は認めていない。法改正を含めた議論が必要である。

 

■ナース・プラクティショナーとは
ナース・プラクティショナーとは、Wikipediaでは以下のように定義される。
『ナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner)とは医療従事者の一つで、大学院において専門的な教育を受け、比較的安定した状態にある患者を主たる対象として、自律的に問診や検査の依頼、処方等を行うことが認められた看護師のこと。アメリカではクリニカル・ナース・スペシャリスト・麻酔看護師・助産師と共に上級実践看護師(Advanced Practice Nurse)の一つとして位置づけられている。』

 

さらに、『日本では、2008年現在医師法により医師・歯科医師以外による診断や投薬などは認められていないが、2008年4月に大分県立看護科学大学大学院の博士前期課程において、老年及び小児のナース・プラクテショナーの養成教育が始められている。』

 

 

 

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養成講座

米国では、1960年代に養成が始まり、90年代から本格的に医療現場に導入された。韓国などでも活躍している。日本では、医師法と保健師助産師看護師法がそれぞれ、医師でなければ医業が出来ないとされる。「看護師の業務は療養上の世話と診療の補助」と規定していてため、看護師には診察をすることができない。日本医師会では、責任の所在が明確ではないとして「ナース・プラクティショナー(NP)」の導入には慎重な立場をとっている。

 

その中で、「国際医療福祉大大学院(東京・港)」では、4月からNP養成コースが始まった。5年以上の看護師経験がある人が対象で、現在は11人が学んでいる。ここでのカリキュラムは、既に約14万人のNPが働く米国を参考に作られている。外来実習などを経て診察や薬の処方ができるようになるのが目標である。但し、このコースを卒業してもNPという資格はまだ日本には存在しないため、正式には診察を行うことは出来ない。この講座は、将来のNPの制度化や法改正などを期待されて開設された。(日本経済新聞7/15)

 

 

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